りゅー。のモタスポ漂流記

レース観戦とミニカー、その他備忘録。

【観戦記】F1 日本グランプリ 2022〔りゅー。のレースラボ - Vol.59〕

 

どうもこんにちは、りゅー。です😀

ついにF1サーカスが日本に来ました。今回は、最高に楽しかった4日間の観戦記を書いていきます。

 

≪ 目次 ≫

 

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木曜日

 まずは木曜。

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イベントは何も無いはずなのに、人がたくさん!スーパーフォーミュラとかより多そう。

ピットではマシンの準備が進められ、ドライバーはコースウォークに行ったりなどしていました。

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ドライバーが現れると、スタンドからは名前を呼んだりする声援が飛び、ドライバーもそれに手を振って応えていました。

午後にはセーフティーカーを使って、高速走行のコースチェックが行われました。僕も、この時間を使って金曜のF1撮影に向けた場所の確認を。セーフティーカーとメディカルカーの二台がスキール音を鳴らしながら走行していたのですが、あまりに速くて驚きました。

 

金曜日

 この日は朝から雨模様。しかし、この日からトークショーなどのイベントやグッズ販売、そしてF1の走行が始まるということでゲートオープン前からたくさんの人が並んでいました。

僕もまずはグッズを購入。チームグッズはある程度持っているので、今回は大会ロゴなどの入った記念グッズを。僕が買ったパスケース、タオル、キーホルダーは、金曜日に在庫がすべて売り切れてしまったようでした。早く買っておいてよかったです。それと同時に、公式プログラムも購入。これは毎レース買ってコレクションしているので今回も。

 

FP1(フリー走行1回目)

 いよいよ三年振りに鈴鹿サーキットでのF1走行。まずFP1は1コーナーBスタンドから撮影を開始(撮影場所に関しては前の記事を参照)

水煙をあげて走るルクレール

最初にコースインしたのはハースのミック・シューマッハ。その次に日本人ドライバー、角田。会場の観客から盛大な拍手で迎えられ、走り出していきました。観客みんなが待ちに待ったF1日本グランプリ、会場の雰囲気に少し感動しました。

 

セッション最初の20分ほどをBスタンドで過ごした後、Cスタンドへ移動。2コーナーを走っていくマシンを撮影しました。

アルピーヌの2台、オコンとアロンソ

2コーナーを立ち上がっていくアストンマーティンベッテル

レーシングカーを現地で観ると印象が変わってカッコよく見えることはよくあることなのですが、それはF1も同じでした。今年から新規定になって昨年までとは大きく印象が変わったF1ですが、最初は正直そこまでカッコいいとは思いませんでした。しかし今回、写真を撮ってじっくり見ると、かなりカッコいいです、今年のマシン。それに各チーム、マシンのエアロデザインがかなり違うので観ていて面白い。やっぱり僕はワンメイクよりもマルチメイクが好きなようです。

FP2(フリー走行2回目)

 FP2は逆バンクから撮影を開始。と言っても、場所取りのためにFP1終了直後から待機していました。さすがに雨の中で2時間待機は少し寒かったです。

 

PCCJのマシン

 F1の前に、PCCJ(ポルシェ・カレラカップ・ジャパン)の予選が行われました。今年から新型マシンになった911カップカー、これもまたカッコ良かったです。

 

 さて、F1のFP2が開始。このセッションもウェットコンディションとなりました。

リカルドの駆るマクラーレン

ここは先のPCCJで試し撮りしていた、前から撮りたかった構図。タイヤがあげた水煙が空気の流れを可視化しています。フロアの端の空気の流れなど、普段は見られないものが見られるので、雨の走行も面白いです。

こちらはノリス。シンガポールと日本では限定カラーで走ったマクラーレン

今年から、もともと90分ずつだった金曜のフリー走行が60分に変更されました。ただ、鈴鹿では来年用のピレリのタイヤテストが予定されており、FP2のみ90分となりました。結果、雨でタイヤテストは行われなかったものの、90分の走行時間は変更されなかったので見ている僕らにとってはお得なフリー走行でした。

昨年はマシン開発を捨て、今年に懸けたハース

普段は後ろが少し寂しくなるこの構図、F1はA2の仮設スタンドが立つことによっていつもとは少し違う背景になりました。

僕は白いカラーリングのマシンが比較的好きな傾向にあるのですが、このハースも例に漏れず。もともとはそれほど好きではなかったのですが、実際に見てカッコいいなと。

今年はスタートダッシュに大失敗のメルセデス

シーズン序盤こそ期待を持たせてくれたフェラーリ

FP2、本来の60分であれば、逆バンクで撮影して終わりくらいの時間でした。ただ、せっかく90分もあるので、トンネルを急いで移動して最終コーナーとシケインへも行きました。

日本人の期待の星、角田選手

F1をぜひともここで撮りたかったので、撮ることができて大満足。

シケインを攻略するペレス

これはQ1スタンドから撮った、シケインへ入るペレスの写真。後ろには、普段では考えられないほど多い観客。金曜日かつ雨なのに、こんなに人が入るF1、流石です。

 

土曜日

FP3

 土曜日は晴れ、コースも完全なドライコンディションとなりました。この日からは東コースが指定席となるので、自由席の西コースへ。FP3はスプーンカーブで撮影を行いました。

先に、タイトルスポンサーのホンダによるデモランイベントが行われました。

 

FP3の走行時間は60分。あまり余裕のある時間ではありませんでした。

マシンに曲線が多い印象を受けたウィリアムズ

今年で引退するベッテル

まずはスプーンカーブの侵入から。ハイスピードな200Rから一気にブレーキングして高速の左コーナーに突入していくスプーンは、マシンの迫力満点です。

広い縁石はF1のために塗りなおされているので非常にきれいな色をしています。

さらに低い場所から撮影した写真。奥のランオフエリアにはROLEXの広告も。地面に大きく描かれています。

最後にスプーンカーブの正面からのショット。ハイスピードなため、なかなか難易度が高かったです。

 

予選

 予選はデグナーカーブから撮影しました。ここはF1以外の時は入れない席なので、せっかくならと行ってみました。

火花を散らすサインツ

ここ、きれいな色の縁石、DHLの鮮やかな看板、そして火花を上げるF1と、物凄く映える写真が撮れました。超ハイスピードなターンインをしてくるので最初こそ追うのが少し大変でしたが、撮れば撮るほど楽しい。

デグナー一つ目に飛び込むリカルド

僕はなかなか撮らない縦写真も、この日は撮影してみました。

最後に、鈴鹿の名物、観覧車も入れた広角写真も。

 

日曜日

ドライバーズパレード

 日曜日の昼頃、決勝に先立ってドライバーのパレードが行われました。この時点では天気は曇り。ドライバーは満員のスタンドからの歓声に応えていました。

 

決勝

 ドライバーズパレードの終了間際から鈴鹿には雨が降り始め、決勝のスタートセレモニーが進むにつれてどんどんと雨脚が強まってくる状態。決勝スタート時点では、インターミディエイトタイヤでは走行が厳しいほどの雨になりました。ただ、雨とはいえ、観客の盛り上がりはすごいものがありました。決勝のスタートも迫力満点。しかし、サインツのクラッシュをはじめとする混乱により、一周目の終わりにはセーフティーカーが導入。そのまま赤旗になってしまいました。

 この時点で帰路についてしまった方も多かったようですが、僕は内心「ラッキーだな」と。というのも元々の予定が、グランドスタンドの指定席で決勝のスタートを見た後に西コースへ移動して写真撮影するというものでした。中断していなければ、マシンが走っているのを横目に急いで移動するところ、中断のおかげでゆっくりと移動する時間ができました。立体交差で撮影することも考えましたが、結局スプーンカーブまで。

 中断から一時間半後、ようやくレースが再開されるとの情報が届きました。この時の気持ちといえば、待った甲斐があったという嬉しさしかありませんでした。レース再開後は、マックスが逃げ、2位のルクレールをペレスが追い上げる展開。雨も止んでいたため、路面状況が刻々と変わってピットインのタイミングも重要になる面白い展開のレースとなりました。

水しぶきを上げて走るマックス・フェルスタッペンのマシン。奥には、カッパを着て雨の中を待ち続けたファンがレースを見守る。

先ほどの写真よりもシャッタースピードを遅くして撮った1枚。今回のレースはウエットのセッションが多かったため、水しぶきを上げるマシンの写真を多く撮ることができました。

スタート直後に接触によるスピンを喫して最後尾まで落ちたところから、完璧なピットタイミングや気迫あふれる走りにより6位フィニッシュとなったベッテル。本人も大好きだという鈴鹿、そこでのラストランは素晴らしいものとなりました。

スプーン出口のバックショット。ウエット時には常時点滅となるバックライトだが、これを上手く使って撮るのは非常に難しかったです。半流しなどにもトライしたものの、なかなかうまくいかず。

レース終盤の、ルクレールとペレスの2位争い。この二人の順位によってマックスのチャンピオンが鈴鹿で決まるかが左右されるが故、かなり激しい接戦に。

ルクレールは摩耗しきったインターで我慢の走りを続けたが、最終ラップの最終シケインでペレスの猛攻に屈する結末となりました。

見事、鈴鹿で自身2回目のチャンピオン獲得となったマックス。夜にはチームの全員で祝勝パーティーを行っていたようです。

 

まとめ

 3年ぶりの開催となったF1日本グランプリ。天気は決して良いものではなかったですが、その状況でのあの数の観客が入ったことは、さすがF1としか言えないかなと。

また、一つ感じたこととして、若い世代の観客がかなり多いなと感じました。話を聞く限り、初めての観戦だという方も多かったようです。少なからず、ホンダやレッドブルのチャンピオン獲得によって若い世代にもF1が少しずつ知られていっているのかなと。この調子で、ほかのレースも盛り上がってくれたらと思います。

僕の感想は、「とにかく楽しかった!」これに尽きます。ぜひ来年も、再来年も、この先もずっとF1は見に行きたいものだなと感じました。

 

 

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