りゅー。のモタスポ漂流記

レース観戦とミニカー、その他備忘録。

【2018 10H IGTCとGT3 観戦記】りゅー。のレースラボ - Vol.3-1

 

 

どうもこんにちは、りゅー。ですm(_ _)m

 

今回は僕の人生で初めて観戦した、海外チームが走ったレースについて書きます。長くなるので3つに分けました。

 

『 The 47th Summer Endurance SUZUKA 10hours』

 


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[↑優勝を飾った888号車]


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[↑公式プログラムの表紙デザイン]

 

《はじめに》

この年から新たに鈴鹿サーキットで開催されるとことになった、鈴鹿10時間耐久レース(通称、鈴鹿10H)。

まず、なぜ開催されることになったのか。

この前の年まではスーパーGTの1戦として、鈴鹿1000キロレースが開催されていました。

(↓最後の1000キロレースの記事はこちら)

rishida6.hatenablog.com

 

しかし世界的なGTカーレースの発展に伴い、SROとGTAの協力のもと、GT3マシンによる世界統一戦と題し、インターコンチネンタルGTチャレンジ(以下、IGTC)の1戦として、鈴鹿10時間耐久レースが開催されることになりました。

 

まず今回のパート1では、このIGTCについて、分かりやすく解説します。

 

《IGTCとは何か》

まず主催者(F1で言うところのFIAにあたるもの)は、SRO Groupです。

 

もともと2005年に、プロからアマチュアまで幅広く乗りやすいGTカーのカテゴリーを作るため、GT1、GT2というカテゴリーの下にGT3というカテゴリーが、SROによって発足されたのが始まりです。



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[↑様々なメーカーのGT3マシン。GT3マシンはジェントルマンドライバーでも乗りやすいよう、電子制御が備わっている。]

 

2011年に、有名時計メーカーのBLANCPAINがタイトルスポンサーにつき、ブランパン耐久シリーズが開幕しました。

その後、そのシリーズを進化(派生)させる形(よりマニュファクチャラー向けのシリーズとする形)でIGTCが創設されました。

 

《IGTCの内容》

IGTCは、前述の通り、GT3マシンを用いて争う耐久レースです。

それぞれのマシンに性能差がありますが、BoP(バランスオブパフォーマンス)と呼ばれる独自のマシン性能調整システムを用いるため、全車がほぼ同じ性能となり、接戦が生み出されます。

 

シリーズは全5戦(2020年)、2月にオーストラリアで開幕し、11月に南アフリカで最終戦を迎える日程です。

詳しくは以下の通り。

  1. オーストラリア - バサースト12h (2/1~2)
  2. ベルギー - スパ24h (7/23~26)
  3. 日本 - 鈴鹿10h (8/22~23)
  4. アメリカ - インディアナポリス8h (10/3~4)
  5. 南アフリカ - キャラミ9h (11/21~22)

 

《参戦車両》

IGTCにはたくさんのマシンが参戦しています。

軽くですが、紹介します。

 

現在参戦しているマシン

まず、今シーズン(2020年)参戦しているマシンから。

(写真は前の年までのものです。)

 

Aston Martin Vantage AMR GT3

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[↑2019年の鈴鹿10h、garage59のマシン]

先代のV12バンテージから、直線スピードの強みは失ったが、ダウンフォースが多くなりコーナリングマシンに進化した。

 

Audi R8 LMS GT3

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[↑2019年の鈴鹿10h、WRTのマシン]

高い信頼性を誇るマシン。

 

Bentley Continental GT3

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[↑2019年の鈴鹿10h、M-Sportのマシン]

先代から、かなり空力パーツが進化した。

 

BMW M6 GT3

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[↑2019年の鈴鹿10h、Walkenhorst Motorsportのマシン]

パワーがあり、直線スピードが強み。

 

Ferrari 488 GT3

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[↑2019年の鈴鹿10h、HubAuto Corsaのマシン]

高度なバランスを持ったマシン。

 

Honda NSX GT3

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[↑2019年の鈴鹿10h、ARROWS RACINGのマシン]

EVOモデルが導入されて、かなり進化した。

 

Lamborghini Huracan GT3

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[↑2019年の鈴鹿10h、WALL RACINGのマシン]

直線スピードと高速コーナーが売り。

 

McLaren 720S GT3

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[↑2019年の鈴鹿10h、PLANEX SMACAM racingのマシン]

純レーシングカーとも言えるマシン。

 

Mercedes-AMG GT3

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[↑2019年の鈴鹿10h、GruppeM Racingのマシン]

高い安定性、信頼性を持つマシン。

 

Nissan GT-R NISMO GT3

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[↑2019年の鈴鹿10h、KCMGのマシン]

直線スピードがかなり速い。パワーが多く、ドライバーにとって戦いやすいマシン。

 

Porsche 911 GT3 R

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[↑2019年の鈴鹿10h、EBMのマシン]

直線スピード、コーナリングスピード共に高いレベルにあるマシン。RRゆえにトラクションのかかりがすごい。

 

過去に参戦していたマシン

次に、過去に参戦していたマシンです。

完全には把握しきれなかったので、抜けがあることをご了承ください。

(画像不足で、申し訳ないです。)

 

Audi R8 LMS(ultra)

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提供 : https://twitter.com/DDH_181_maizuru?s=09

Aston Martin V12 Vantage GT3
Bentley Continental GT3
Ferrari 458 italia GT3
Lamborghini Gayardo R-EX
Mercedes-Benz SLS AMG
McLaren 650S GT3

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(↑2018年の鈴鹿10h、garage59のマシン)

 

などなど...

たくさんのマシンが参戦しています。バライティ豊富で見ていて飽きません。

 

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今回はここで終わらせていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回のパート2は、今回のテーマである初年度の鈴鹿10Hに参戦した、有名チームを紹介していきます。

お楽しみにm(_ _)m

 

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