2022年1月25,26日に、鈴鹿サーキットにてスーパーGT GT500のメーカーテストが行われました。今回はそのことについてまとめたので、ぜひ最後まで見ていってください。
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今回のテストの概要
今回のテストは、NISMOのメーカーテストという形で行われたようです。昨年は2月の最初に行われていましたが、今年はHRTDがある関係で前倒しされたのでしょうか。
テストで走行したのは以下のマシンでした。
- 3号車 NDDPレーシング / Z
- 12号車 インパル / Z
- 17号車 リアルレーシング / NSX
- 19号車 バンドウ / スープラ
- 23号車 ニスモ / Z
- 24号車 コンドーレーシング / Z
- 90号車 トヨタテストカー / スープラ
- 230号車 日産テストカー / Z
今回のテストは晴れが続き、非常にいい天気でした。僕は1日目、25日にサーキットへ行きました。日差しの向きも考え逆光になりにくいよう、午前中に東コース、午後に西コース(ヘアピン~シケイン)へ行きました。
では、走行したマシンを見てもらいましょう。
全体の様子
まずは全体の様子から。テストの日に撮影した映像をまとめた動画があるので、それを貼っておきます。動画は12分ほどあります。
それぞれのマシン
注目の新型Z
それでは、それぞれのマシンを見ていきます。まずは注目の集まるZの鈴鹿初走行。新車は新鮮味があって、他にもまして格好よく見えます。というかそもそもZがカッコいい。
今回のテストでは5台のテスト仕様マシンが走行しました。一日目の午後に、12号車のエキゾーストから火が出てストップするトラブルがあったものの二日目には復活。それ以外は順調にテストをこなしているように見えました。
ラップタイムも、かなりいいタイムをマーク。レースが開催される時期とは気温や湿度も大きく異なるため実戦でどうかはわかりませんが、期待の持てる走りをしていました。
Zは全車、フリックボックスやラテラルダクトなどにカモフラージュを施し登場。ただ、なぜか5台ともカモフラージュのレイアウトが微妙に違いました。別のパーツを試しているのか、各チームの好みなのか、何か理由でもあるのでしょうか。
タイプS顔になったNSX
NSXは今年から、"タイプS"の顔に。17号車のマシンに、テスト用のカーボン地のカウルを付けて走行しました。
フロントのデザインが変更されたのは分かりやすかったのですが、どうやらリアも変更が加わっているようです。
小変更が加わったスープラ
最後はスープラ。2日とも、午前中はテスト用マシンの90号車が走行。午後はヨコハマタイヤを履く19号車、レーシングプロジェクトバンドウのマシンも走行しました。
新型のZ、顔が変わったNSXと、他の2台は新鮮味に溢れていましたが、スープラは大きな変更点はなさそうな。ただし、フリックボックス周りのデザインが小変更されたようです。角度が昨年に比べなだらかになりました。これが速さにどう結びつくのか、楽しみです。
以上、今回は鈴鹿メーカーテストの観戦記でした。テスト仕様のマシンをこれ程多く見られることはなかなかなく、貴重な機会でした。かなり満足できました。
新型Zもいい走りをしていましたし、開幕戦が楽しみですね!
最後に、何枚か追加でZの写真を貼っておきます。