どうもこんにちは、りゅー。ですm(_ _)m
さてさて、日本時間今日の早朝、第104回インディアナポリス500マイルレースが開催されました。
そ!し!て!
佐藤琢磨選手が優勝しました!おめでとうございます!!!
日本人として初の2勝目(初制覇した時も日本人として初だったのでそりゃ笑)。たった8人しかいないインディ500複数回ウィナーの中にその名を刻みました。
僕は課題におわれてて、前日も4時間しか寝てなかったせいでスタート30分前に寝てしまったのですが、起きて驚きました笑。まさか本当に勝つなんて。
(※以下敬称略)
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コロナウイルスの影響で104回という長い歴史の中で初めての8月&無観客開催となった今回のインディ500。
佐藤琢磨は予選1日目は9番手、2日目のファスト9では3番手を獲得し、フロントロースタート(インディ500は3列でのローリングスタート)となりました。
琢磨のインディ500として予選最上位を更新、ポールポジションはマルコ・アンドレッティが獲得、2番手にはジ・アイスマンことスコット・ディクソンが入りました。ちなみにアンドレッティ家はマリオから始まり、一家で74回目のインディ500出走となったそうです。
スタート前、伝統のセレモニーを終え「Drivers, start your engine! 」のコール。
そして200周のレースがスタート。
スタートでマルコは少々出遅れ、ディクソンがトップに。琢磨はマルコをかわし2番手に上がりました。
スタート後早々にエド・カーペンターが壁と接触しサスペンションを破損、戦線離脱となりました。残念。
ちなみに上位はほとんどホンダ勢です。
6周目、デイル・コイン・レーシングのジェームス・デイビソンの右フロントブレーキが破損し炎上、1度目のコーションとなりました。この時点で琢磨は3番手。このコーションでシモン・バジェノーやチャーリー・キンボール、フェルナンド・アロンソなど10台程度のマシンがピットイン。
リスタート。琢磨は3番手をキープ。ここでジェームス・ヒンチクリフとリナス・ビーケイの4番手争いにアレクサンダー・ロッシが激化。後方はもっと大混戦。リスタート直後は特に見応えがありますね!
ポールからスタートしたマルコはずるずるとポジションを落とす格好となり、苦しいレースが続きました。
アロンソは24番手を走行(笑)。昨年よりはマシですかね…。
この後、しばらくはレースが落ち着きます。トップがディクソン、2番手にライアン・ハンターレイ、3番手に琢磨。
レースが落ち着いてくると、GAORAの実況陣営はいつもの居酒屋実況に。ただエアロスクリーンやタービュランスの話など、不毛な訳では決して無いので良いものです。
さて25周目にコーション。チップ・ガナッシ・レーシングのF1でもお馴染みマーカス・エリクソンが壁にヒット(おそらくターン1とターン2の間)、クラッシュ。ここで琢磨は1度目のピットイン。ステイアウトしたのは10台程度(1回目のコーションで入ったマシンかな?)で、かなりの台数がピットインしました。
ここで琢磨はピットイン組では2番手に浮上(合流し9番手)、ハンターレイが順位を落としました。
32周目リスタート。最終ターンからオリバー・アスキューの背後にびっくりするほど近づいていたシモン・パジェノーがストレートも真ん中辺りでトップに浮上。さすがは昨年のインディ500ウィナーです。
琢磨はドラゴン・スピード・レーシングのベン・ハンリーにつまり少しポジションダウン。ここはリスタート直後で大混戦、2ワイドは当たり前な展開だったので致し方なし。この後少しの間、ベン・ハンリーはドライビングスクールを開講する事に…。
ここからしばらくは、1度目のコーションで入ったシボレー勢を2回目のコーションで入ったホンダ勢が追う展開。蛍光イエローのパジェノーがトップを走行。
レースも1/4に迫る46周目、パジェノーとアスキューがアンダーグリーンでピットイン。2台のポジションもピット作業で入れ替わりました。翌週、翌々週にはエリオ・カストロネベス、キンボール、パワーもピットイン。これでリーダーがディクソンに戻り、琢磨も5番手までポジションを回復しました。
その後琢磨は前方を走る4番手のハンターレイをじわじわ追い詰める展開に。そして59周目のターン3でハンターレイをかわして4番手にポジションアップしました。
61周目、アンダーグリーンでマルコがピット。どうやらアンダーステアの症状が出ていたそうです。それに続いてスペンサー・ピゴットやハンターレイがイン。ABCのロゴが映えるAJフォイト・エンタープライズのベテラン、トニー・カナーンもピット。さらに翌週、コナー・デイリー、デイル・コインのサンティノ・フェルッチ、琢磨のチームメイトのグラハム・レイホールもピット。
そしてディクソン、琢磨がピット。アロンソはここでピットに入り、国際映像に初めて映りました()。GAORAの実況陣営からも「アロンソが空気…」とのコメントも。
ディクソンはトップ、琢磨は8番手辺りで復帰し、琢磨はまた順位をあげていく展開に。
77周目に1回目のコーションで入った組がピットインしました。この組はどうやらピットインが早すぎた模様…ピットインの回数を1度増やしてしまったようでした。
ドレイヤー・レインボールド・レーシングのJR ヒルデブランドのマシンが鮮やかでカッコいいです。ヒルデブランドは今回、いつもインディ500で使っているカーナンバー66をアロンソに譲り67をつけました。
85周目、AJフォイトのダルトン・ケルットがクラッシュし3回目のコーション。アロンソはこのコーションのおかげでギリギリ、ディクソンにラップダウンにされず済みました(汗)
気づけば琢磨は2位まで浮上。
このコーション、88周目で最初のピットを2度目のコーションで済ませたマシンはほぼほぼピットイン。ちょうど給油のタイミングと重なったような感じでした。残り2ストップの予定。
そして90周目、最初のコーションでピットインした組もピットイン。ディクソンたちに作戦を合わせた形になりました。
そして93周目リスタート。と、思いきや最初ターン立ち上がりでコナー・デイリーとオリバー・アスキューが絡みクラッシュ。4度目のコーション。
と、ここでクラッシュのオイル処理を見ながらGAORAの実況陣営は三井商船のタンカー座礁した事故の話に。マングローブの林に流れ込んだ重油にもこのオイルドライ(オイル処理剤)かけたらいいんじゃない?と。それが大丈夫なのかどうかは知りませんがこれがGAORA名物居酒屋実況。GAORAを契約していない皆様もぜひご契約を(回し者ではございません)。
さらに…「暑そうですね。」「ドライバーみんなウインドスクリーンから手を出してますね。」「あれ涼しくて気持ちいいんでしょうねぇ~。」「まぁ走り出したらそんなの一瞬で消えるでしょうけど。」
気を取り直して残り半分。101周目、リスタート。2番手にいた琢磨はアレクサンダー・ロッシとパトリシオ・オワードに抜かれました。GAORA実況陣営はスタートギアがイマイチなのかも?と。どうやらインディ500のマシンは1&2&3速で300キロ辺りまで加速するらしいです。つまりリスタートギアとはそれのこと。
104周目、ここでトップのディクソンをロッシがパス。しかしディクソンも離されることはなくピッタリと背後に。更には琢磨をかわした3番手のオワードも接近。バトルが激化。ディクソンとロッシが何度も順位を入れ替える展開に。まるでチームメイト同士で引っ張り合っているような(2人はアンドレッティとチップ・ガナッシで別チーム)。この状況がしばらく続きました。もう2人で意思疎通しているかのような。
琢磨は少し伸び悩み後ろからフェルッチに迫られたものの、何とか挽回しオワードを抜き返し3番手に浮上。
しばらくその状態で硬着していたものの、122周目でアレックス・パロウがクラッシュし5回目のコーション。そして126周目にほぼ全てのマシンがピットイン。ピットアウトのタイミングで琢磨のフロントタイヤにロッシがアタック。F1とは違ってインディカーは後ろからマシンが来ててもピットアウトさせてよいというルールではあるものの、接触はダメ。これにはGAORAの実況陣営も「そりゃないぜ。」と。これでロッシには隊列の最後尾につくというペナルティが。コーション前までトップ争いをしていただけに勿体ない…。このピットでアロンソもトラブルに見舞われ、ストール。GAORA実況陣営、「アロンソ本当に空気になっちゃいましたねww」。
132周目、グリーンフラッグ、レース再開。トップはディクソンのチームメイトであるフェリックス・ローゼンクビスト、2番手にディクソン、3番手オワード、4番手琢磨、5番手レイホール。ディクソンはすぐにトップに返り咲き。その周のターン3、レイホールはオワードと琢磨をかわし3番手に。最後尾に落ちたロッシは大外刈で一気にポジションアップ。ここはどこも非常に混戦。
あらゆるところでバトル、バトル、バトル。最高かよ!
さて139周目にローゼンクビストがピットインしたことでトップにディクソン、2番手と3番手にRLLR(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)のレイホールと琢磨という構図になりました。ただディクソンは逃げる逃げる。GAORAの実況陣営からは「これはディクソン vs. 32台なのでは?」とのコメントも笑。ここで琢磨はレイホールと入れ替わりディクソンの追撃を開始。
この頃から日が徐々に傾きターン1&4はほぼ日陰に。
144周目、突然のコーション。ロッシがまさかのクラッシュ。ターン2の壁に突き刺さりました。どうやらロッシは5回目のインディ500挑戦で初めてのリタイアだそう。ここですかさずパジェノーがピット。ハンターレイに追突してピットイン、ラップダウンされていたのでラップバックできたのかどうか(不明)。
このコーション中にレースの3/4、150周を消化しました。
155周目、リスタート!
ディクソンはトップを守り、2番手に琢磨。周回遅れが絡んだことで3番手のレイホールが4番手にいたジョセフ・ニューガーデンにかわされました。
琢磨はディクソンにぐんぐん近づき158周目、ついにトップに!今回は初のラップリードを取りました!ただまだ残り40周…。ディクソンはどうやら琢磨に引っ張ってもらって燃費を稼ぐ作戦に出たようで、真後ろにピッタリ。そしてそのままレースは一時硬着となりました。
166周目、とうとうラストピットのフューエルウインドウに突入。誰が最初に入るのか、熾烈な駆け引きが始まります。最初に動いたのはマルコ、168周目。翌週の169周目に琢磨がピット、同時にニューガーデンもピット。琢磨のRLLRクルーは完璧なピット作業。琢磨の翌週にディクソンがピット。こちらも完璧な作業。さぁどこで出るか。琢磨が前か、ディクソンが前か。
ここはディクソンが前。その後ろに琢磨、ニューガーデン、レイホール。ディクソンに前に出られはしたたものの琢磨、ディクソンを追い上げます。ぐんぐん差が縮まる…。
そして173周目、琢磨がホームストレートでディクソンをかわすどうやらディクソンはダウンフォースが多めか。さらにレイホールがニューガーデンをかわしディクソンの後ろにきました。琢磨とレイホールのRLLRの方がディクソンよりもストレートスピードが速いような気が。
琢磨が前に出てから約10周後の182周目、またディクソンが琢磨に徐々に接近してきました。残りは18周。
かなり日も落ちてきた195周目、その時はきました。スペンサー・ピゴットが最終ターン出口、スピンを喫しピットウォールの端にクラッシュ。これは危険。(病院へ搬送されたものの無事だったようです)
これでコーション。コーション!残り5周、これはコーションフィニッシュだと観ていた全ての人が確信した事でしょう。GAORA実況陣営は「優勝だ…優勝…!(´・_・`)ノノ"パチパチパチ。いやまだ早いか…。」
そしてホワイトフラッグ。トップ琢磨、2番手ディクソン、3番手レイホール。コーションは継続。
200周を完了。20周、ディクソンからトップを守りきった琢磨がトップチェッカー。
そしてビクトリーレーンでマシンを降り、ミルクを。
最高の瞬間でしょう。
そしてレース後恒例、ブリックヤードへのキス。
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と、いうことで、佐藤琢磨選手、優勝おめでとうございます!
僕としても非常に嬉しくて朝からテンション爆上がりでした。感動をありがとう。
という訳で、僕は1/18ミニカーを買う予定であります。
そういえば琢磨選手、ビクトリーレーンのマシンの上でこんなポーズをしてました。どこかで見たことあるような…?
そう、大阪道頓堀の名物、グリコのネオンのグリコポーズです。実は琢磨選手、2017年にインディ500で勝利したときにTwitterで次があればこれをすると言っていました笑。今回は見事に有言実行したわけです。すごい。こんなことできる人、佐藤琢磨選手の他にいたでしょうか。おもしろい笑。
今回の優勝でモータースポーツの人気がさらに出てくれたらいいなと、個人的に思っています。
では、これくらいで今回は終わりとします。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
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